「人の悪口は外では言わず、金とコネを大事にせよ」。タレントで女医の西川史子さん(41)が、こんな母親の教えをバラエティ番組で明かして話題だ。
テレビでの高飛車キャラとは違って、実際の西川史子さんは、礼儀正しくいい人――。こんな評判ぶりが、メディアなどで伝えられている。
バラエティ番組に初めて親子で出演
そのわけは、実は幼少からの家庭内教育にあったのかもしれない。
日本テレビ系で2012年10月30日夜放送の「踊る!さんま御殿!!」で、史子さんは、母親の令子さんとともに初めて親子出演し、その教育について明かした。
令子さんは、史子さんが2、3歳のころから「処世術」を教えたという。それは、習い事ならどうやったらよく見てもらえるかなど、人をうまく操縦する術だ。司会の明石家さんまさん(57)が「人生はこうだからと、もう大人の意見を教わったんだ?」と聞くと、史子さんはすかさず「しょせん金とコネだと」と答え、出演者らを驚かせた。
お金が99.9%のことを解決するというのが、令子さんの処世術だ。
例えば、授業で絵を描くことになれば、絵画教室の先生にお金を出して、ちょっと下手に描いてもらうといったことだ。史子さんが医者になれるように、お金をかけて家庭教師を全教科につけたりもしたそうだ。
また、もう1つの処世術であるコネ作りのために、家庭内で決まりを作った。人の悪口や自分の自慢を外で言わないように、家族が夜、食卓に集まったときに全部吐き出すというものだ。
例えば、整形外科の開業医をしている父親が「オレ以外はみなバカばっかりだ」と愚痴ったとすると、家族そろって「そうだ、そうだ」と唱えた。また、史子さんの学校にかわいい子が転校してきたりすれば、写真を見せて「鼻から口までの長さが長くて、間が抜けてる」と悪口を言い合うなどする。こうすることで、ストレスをためず、社交辞令が外で言えるようになるそうだ。