中塚一宏金融担当相は2012年11月2日に開かれた閣議後の会見で、大手銀行のインターネットバンキングをめぐる不正送金被害が起きたことについて、各金融機関に注意喚起を求めていると述べた。
ゆうちょ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行のネットバンキングのホームページで、利用者の暗証番号など個人情報の入力を求める偽画面が表示される事例が10月27日までに見つかった。このうち三井住友では、顧客の口座から200万円が不正に送金されていることが分かった。その後、みずほ銀行や楽天銀行でも同様の手口による被害が報告された。