「起床後の二度寝」で営業開始遅れ JR西日本の「正直すぎる発表」に反響

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   駅の営業開始が遅れた理由は「社員が起床後に二度寝したためです」――JR西日本の「正直過ぎる」報告が注目を集めている。

   「二度寝」という誰しも経験がある理由だったことのほか、乗客に「実害」はなかったこともあって、「同じ経験がある」「他人事とは思えない」などと同情の声が上がっているのだ。また、「正直で好感が持てる」とJR西日本を評価する意見もあった。

乗り遅れた客はいなかった

「奈良線 六地蔵駅の社員が起床遅延したことにより営業開始が遅れる事象が発生しました。ご利用のお客様には大変ご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます」

   JR西日本は2012年10月29日、「奈良線 六地蔵駅の営業開始が遅延した事象について」と題したプレスリリースを発表した。それによると、六地蔵駅は29日、始発電車が到着する約2分前の5時30分に営業を開始した。本来の営業開始時刻は5時20分だった。間一髪で事なきを得たようで、約50人が乗車して、乗り遅れた客はいなかった。また、切符を購入できなかった客には、着駅などで精算するように案内した。

   驚きなのは、リリースに書かれた遅延の原因だ。なんと「社員が起床後に二度寝したためです」と報告している。

   鉄道会社の遅延の釈明として「お客様混雑」「ドア故障」などはよく言われるが、寝坊、それも起床後の二度寝と正直に報告するのはかなり珍しい。「起床遅延」という言葉の斬新さや影響を受けた乗客がいなかったこともあって、2ちゃんねるやツイッターなどのネットはこの話題で持ちきりになった。とくに、「一人なのか、そりゃ大変だ」「(寒くなってきた)この時期の布団は強力だからな」「同じ経験がある」「他人事とは思えない」などと同情する声が相次いだ。

   ちなみに、対策は、「指導教育を徹底し、同様の事象を二度と発生させないよう努めてまいります」だそうだ。

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