男児の誘い方も巧妙になっている
河北新報によると、宮城県内で2012年1~9月、13歳未満の子どもへの声かけ96件のうち、男児のケースは36件と4割近くも占めていた。それも、前年同期よりも、22件も増加していた。
全国的に見ても、性犯罪の場合、13歳未満の子どもへの強制わいせつ被害は11年が1019人で、うち男児のケースが96人と10%も占めている。警察庁の統計によるものだ。10年前の方が、2037人中132人と多いものの、占める割合は6%で、男児の被害率が増えていることが分かる。
児童ポルノ作製に当たっては、男児の誘い方も巧妙になってきているらしい。
埼玉県警が10年春に摘発した事件では、男児ポルノ専門サイトを運営する男は、少年モデルのアルバイト募集をうたって、男児らを面接や撮影に呼び出していた。そして、男児らが高校卒業などすると、面接や撮影の補助役としても使っていた。つまり、被害者を加害者に仕立てていたわけだ。
この事件では、1500人以上がサイトから画像3万点余を購入しており、愛好者が多いことも浮き彫りになっている。
2ちゃんねるの「ショタコン」スレッドなど、ネット上でも書き込みは多い。愛好者らは、男児の画像を紹介し合っては、「中学生のサッカー少年たまらん・・」「スパッツ形水着の尻ってエロいよな」などと情報交換していた。