11年都知事選の出馬表明は告示の2日前だった
東国原氏が、ここまで出馬表明を「引っ張る」のは、メディアの露出を高めることで得票につなげる狙いがあるとの見方もある。例えば、11年の都知事選が告示されたのは3月22日だったが、石原氏が出馬表明をしたのが3月11日だったのに対して、東国原氏の出馬表明は、告示のわずか2日前の3月22日。「後出しじゃんけん」手法を最大限活用したとみられているが、本人は前出の「やじうまテレビ」の中で
「記者会見をしようとした時に、震災が起きた。それで全部中止になった。なので、結局はギリギリになった。2日前で、出馬をしないという選択肢も十分あった。石原さんが(すでに)お出になると言っている。誰が出るとか、そういうことは関係ないです。自分が何をしたいか、何を訴えたいか、ということ」
などと釈明していた。
民主党や自民党は今のところ独自候補の擁立をめざして対応を検討中だ。