「さしこ」メインの曲でなぜか最も目立つ位置に
川栄さんは10年7月、AKB48第11期生オーディションに合格し、11月に劇場デビューした。研究生として経験を積み、12年3月にチーム4に昇格。5月発売のシングル「真夏のSounds good!」で初めて選抜メンバー入りを果たした。身長152センチメートルと小柄で、顔つきも幼いことから、バラエティー番組「週刊AKB」(テレビ東京系)では17歳にして黄色い帽子と赤いランドセルという、小学生のような格好を披露した。また、愛らしい顔立ちで、ファンから「かわえいはかわええ」とネタにされることもある。
6月の選抜総選挙では圏外に終わったが、9月には同じチーム4のメンバーである加藤玲奈さん、入山杏奈さんとの新ユニット「アンリレ」が結成され、HKT48の指原莉乃さんと「指原莉乃withアンリレ」として「意気地なしマスカレード」という曲も発売した。指原さんメインの曲だが、テレビ番組やミュージックビデオ、ジャケット写真の一部では川栄さんが最も目立つ位置にいた。「売り出し中」の若手メンバーといえるだろう。
ただし、ここ最近の売り出しを「ゴリ押し」と見て、よく思わないAKBファンも少なからずいるようで、インターネット上では、「総選挙圏外なのにセンターってごり押しにも程があるな」「抜擢ってより無理やり押してるみたいなやり方は駄目だ」など、納得していないという意見も見られる。結果を残してこうした人々を黙らせることができるか、今後の川栄さんの活躍に要注目だ。