「高円宮家が侍女募集」 昭和女子大の求人票がネットで話題に

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   勤務先は「高円宮家」、募集職種は「侍女」―。昭和女子大(東京都世田谷区)に張り出されたこの求人票が、ツイッターやネット上の話題になっている。

   きっかけは、同大を訪れた男性からのツイートだ。「こんな求人票初めて見たw 内定後の辞退は不可だってさ@昭和女子大」と写真付きで投稿すると、ネットの掲示板などに「ロマンあふれる求人票」「超レアですね」といった書き込みが相次いだ。

大学側「他の企業の求人と同じ扱い」

   ツイッターに添付された求人票の写真によると、企業名:高円宮家(卒業生3人が在職しています)。職種:侍女(家事全般{炊事、洗濯、掃除等}、来客接待、行事の設営・運営、事務的業務等を行います)。

   勤務地:港区元赤坂(「住み込み」となります)。応募用件:家事(特に料理)が得意な方、他社からの内定を持っていないこと、などとなっている。

   宮内庁のホームページによると、高円宮家は、皇太子ご夫妻や秋篠宮家、三笠宮家などと同じく、元赤坂の東宮御所の中にある。高い塀に囲まれた、うっそうとした緑のなかにある皇族のお屋敷での「住み込み」となるわけだ。

   この写真の求人票は本物なのか、真偽を確かめるために昭和女子大に取材してみた。就職担当の同大キャリア支援センターによると、「高円宮家から求人があったのは事実」で、「他の一般企業からの求人と同じように扱っています」。

   宮家での勤務といっても公務員ではなく、「一般企業と同様、民間人として採用する求人票です」と言う。宮内庁などでは一般に、宮家で私的に雇うお手伝いの女性を「侍女」と呼び、侍女自体は同庁職員や公務員ではない。

   昭和女子大と高円宮家との関係や応募状況、待遇などについては「個別の案件なのでお答えできない」とのことだった。

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