駒場祭、自主法政祭でも全面禁酒
一橋大学以外にも、度重なる飲酒事故などにより、学内や学園祭での飲酒を禁止する大学が増えてきている。
東京大学の「駒場祭」でも、2012年は酒類の取り扱いが全面禁止となった。こちらは未成年飲酒の予防と、7月に教養学部生が飲酒事故で死亡するという事故があったことが理由として挙げられている。
法政大学では11年4月から学内での飲酒を原則禁止としているが、「自主法政祭」では時間や場所などの制限付きで飲酒可能だった。しかし12年は、東京・市ヶ谷キャンパスの自主法政祭で全面禁酒が決まった。こうしたことを受け、10月19日には市ヶ谷キャンパスで飲酒規制などに反対するデモが行われた。警察が出動するなど、大騒ぎとなった。
そうした運動が行われるほど、学園祭での禁酒に反発する人は多い。ツイッターでは、「うーん…昼間からやってる学祭での飲酒が深刻なリスクになるとは考えにくいと思うんだけど」「学祭で呑めないなんて、考えられない。一晩中、飲んでたもんなぁ」「寂しいなぁ。せっかくみんなで一緒に飲める場所やのに」などと残念がる声が多く見られる。
一方京都大学の「11月祭」では特に禁酒措置などは発表されていない。京都大学OBは、「特に大学で飲酒したい強い気持ちがあるわけではないが、もし禁酒措置が取られたら嫌な気分になる。『大学側から禁止される』というのが嫌だ」と話していた。