使用済みのパスポートをつかまされたらどうなるのか。
ところが、この変更に頭を抱えているところがある。金券ショップだ。パスポートが未使用か使用済みかを見た目で区別することができなくなってしまったためだ。TDLとTDSのパスポートを取り扱っていた金券ショップでは、先週頃から「パスポート」の買い取りを中止するところが続出した。
アクセスチケット(東京・八王子市)のホームページの買い取り価格表では、29日現在、引き換え券を除くすべてのパスポートが「買い取り中止」となっている。引換券とは、「観光券」ともよばれ、旅行会社などが発行し、チケットブースでパスポートと引き換える券だ。なお、同じく買い取り中止した東京・千代田区の金券ショップも、観光券は引き続き取り扱うと話していた。
ただ、「使用済み」をつかまされる可能性は消えていない。買い取ったパスポートの販売を継続しているショップもあり、現状では、それが「未使用」であるかはわからない。また、ネットユーザーからは、直接やり取りするネットオークションで、使用済みチケットを未使用と偽って売りつける詐欺も起きる心配がある。
実際に、使用済みのパスポートを買ってしまい、エントランスで発覚した場合、どうなるのか。29日、オリエンタルランドの広報はJ-CASTに対し、「有償でも無償でも譲渡は禁止させていただいている」と説明した。その上で、「個別に、直接購入されたものか確認し、対応させていただくことになると思う」と話した。