レース後跪いて両陛下に最敬礼 ミルコ・デムーロ「日本人より日本人らしい」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

ミルコは「イタリアの武豊」

   競馬ファン以外の関心も引き寄せるミルコ騎手とはどんな人物なのか。ウィキペディアやスポーツ紙などによると、イタリア生まれの33歳で大の親日家という。1994年に母国の騎手免許を取得し、3年後の97年から2000年まで4年連続でイタリアのリーディングジョッキーに輝いた。

   初来日は1999年で、日本のG1初制覇は2003年春の皐月賞。同年の日本ダービーを外国人騎手として初めて制すと、「イタリアダービーを5回勝つよりうれしい」と大粒の涙を流した。

   「イタリアの武豊」。日本の競馬ファンからそう評される天才的な騎乗センスはその後も磨きがかかり、2004年に皐月賞を連覇したほか、08年にはジャパンカップも初制覇。イタリア・日本以外のビッグレースでの実績も目覚しく、日本馬のヴィクトルワールドピサに騎乗し、11年のドバイワールドカップで優勝している。

   性格的にはお茶目で目立つことが好きなのか、2007年末のレースで優勝のゴール手前で両手を広げる飛行機ポーズをとって制裁処分を受けた。翌08年のジャパンカップ制覇の際はゴール後に飛行機ポーズをとって再び話題となった。今度は制裁対象外だった。

   ちなみに、28日の天皇賞のレース後、ミルコ騎手が後検量の前に下馬した行為をめぐって「違反ではないか」との指摘があり審議対象となったものの、制裁対象ではないとの結論が示されている。

1 2
姉妹サイト