東京証券取引所グループは、東証1部に上場する約1700社から女性が活躍している10~20社程度を選び、「なでしこ銘柄」(仮称)として投資家に公表していくことを検討している。東証は2012年10月29日、「企画、構想中です」と話した。
「まだ決定していることはありません」としているが、女性の社会進出を後押しし、選んだ銘柄などで構成する株式指数をつくり、上場投資信託(ETF)などに活用していくことをイメージ。個人投資家らの資金を市場に呼び込む狙いがある。
まず管理職に占める女性の割合の高さや育児支援制度の有無などを基準に約100社を選び、その中から自己資本利益率(ROE)などの財務指標をもとに業績のよい企業を選んでいく。早ければ2013年2月にも公表する。