衆院鹿児島3区の補欠選挙は2012年10月28日投開票が行われ、自民党元職の元厚生労働副大臣、宮路和明氏(71)=公明推薦=が、国民新党の野間健氏(54)=民主推薦=ら3人を破り7回目の当選を果たした。
選挙は、国民新党の松下忠洋前金融担当相の死去に伴って実施された。民主党は野田佳彦首相が9月の代表選で再選されてから初の、自民党も、安倍晋三総裁が再登板を果たしてから初の国政選挙という位置づけだった。宮路氏の当選を受けて安倍総裁は28日夜の会見で、「不誠実な野田政権に国民がはっきりとノーという意思表示をした」と述べた。
政権交代後の国政選挙は5度目で、参院2補選で民主党が連勝した後、衆院の3補選は自民党の3連勝となった。