石原慎太郎都知事が2012年10月25日、都知事辞職を表明し、新党を結成し国政進出を打ち出した。石原氏は「猪瀬さんで十分」「あんな優秀な副知事はいない」と後継には猪瀬直樹副知事を指名した。他にどんな候補者がいるのか・・・。まだ各党の対応が定まらないが、26日、意外な名前がネットに浮上した。
ツイッターのフォロワーは49万人
「五体不満足」で知られる作家の乙武洋匡(36)氏だ。東京都知事選の出馬要請が来ていることを26日、自身のツイッターで明らかにした。25日から公私にわたり問い合わせが来ているという。「公」がどこなのかは明らかにしていないが、乙武氏は「絶対にありません」と出馬を強く否定した。この乙武氏のツイートに対し、フォロワーからは
「次の東京都知事お願いします!」
「出てくれたら投票するのに」
「出ないと言って、土壇場で出るのも選挙のお約束」
という声が寄せられている。
乙武氏は東京都新宿区出身。2007年から3年間、杉並区の小学校に任期つき教員として勤務していた。また都の教育のあり方を議論する「教育再生・東京円卓会議」に出席するなど教育行政にも携わっていた。ツイッターでは積極的に発言を続けており、現在、約49万人のフォロワーがいる。
都知事選の日程は11月29日告示、12月16日投開票で調整が進められている。都知事の辞職は知事が議会を招集し、同意を得て正式に退職となる。都議らによると10月末をめどに臨時議会が調整されているという。
石原氏の辞意表明が突然だったこともあり、26日夕現在、まだ猪瀬氏以外に公式に名前が取りざたされている候補者はいない。各党とも大慌てで対応を協議しているというのが現状のようだ。