「半グレは全国各地で巣食っている」
今回、大阪で半グレ集団による犯罪行為が事件化したことについて、暴力団や半グレ問題に詳しいノンフィクション作家の溝口敦氏は「警察が有効に取り締まる法律がないため、東京や大阪だけでなく、半グレ集団は全国各地に存在している」と明言する。
ただ、「暴力団とは違って各集団の横の連携などはなく、それぞれが独立して存在している」と述べた上で、「半グレ集団に定義づけをできるとしたら、暴走族のOB組織ということくらい。年齢層も10代後半から40代まで幅広く、今回逮捕された容疑者の41歳という年齢も半グレ集団の幹部であるなら違和感はない」と言う。
暴排条例などで暴力団が動きを縛られている今の時代、一般人が今後、暴力団よりも警戒すべきなのは半グレ集団なのかもしれない。