電子書籍にとって官能小説は理想的――。AFP通信が2012年10月19日、欧州での電子書籍事情についてこう伝えた。
記事によると、英国最大の官能小説の出版社「エキサイト」で2011年に発売した「フィフティ・シェイズ・オブ・グレー」という小説が、紙版と電子版両方とも大ヒットしたのだという。2012年は電子が紙の3倍の売上高に成長すると見込んでいる。
官能小説の読者は圧倒的に女性が多い。電子書籍なら購入の際に書店の店員と対面する必要がなく、何を読んでいるか他人に知られずにすむうえ、読後に消去することも可能だ。日本の電子書籍ストアでも官能小説は販売されているが、今後国内市場の起爆剤となりうるだろうか。