燃料を積んだままで重かったので着陸の衝撃が強かった
国土交通省の航空局安全部運航安全課によると、同機は離陸直後に主翼のフラップに不具合が発生し、成田に引き返すことを決定。ドバイまで飛べるだけの燃料を積んだままだったため機体は重く、ブレーキを強くかける必要があったため、着陸時の衝撃が大きくなったとみている。国交省では、着陸と、その後のスポットまでの移動は正常に行われたとしており、タイヤの空気が抜けたのは「熱を帯びると破裂する可能性があるので、空気を抜く仕組みになっている」などと説明。パンクとは違う事象で、滑走路の閉鎖も行われていないという。今回の事態は「イレギュラー運航」で、直ちに運航の安全に影響を及ぼす「重大インシデント」とは異なるとしている。