稲盛氏がエネルギー問題で持論 「原発は必要悪」「太陽光はメジャーになり得ない」

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「太陽光発電については、私は最も日本で先駆けてやってきた技術屋」

   エネルギー問題については、

「何とか原発なしで高度な文明社会を維持していくことでできればいいが、現在の科学技術では、私はそれは不可能だと思っている」

と、政府が掲げた「原発ゼロ」には否定的な見解を示した。

   稲盛氏は京セラの創業者としても知られ、同社グループは、12年8月に稼働を始めた「ソフトバンク京都ソーラーパーク」などの太陽光発電所の建設に携わっている。

   だが、当の稲盛氏は、

「太陽光発電については、私は最も日本で先駆けてやってきた技術屋。現在日本で一番生産量も多いし、設置をしているのが京セラの太陽光発電」

と自負を見せながらも、

「メジャーなエネルギーにはなり得ないと思っている」

と、太陽光発電は補完的な役割にとどまるとの認識を示した。その上で

「原発は、必要悪として、どうしてこれをコントロールして使っていくかに力を入れなければならないのでないかと思っている」

   原発のリスクや廃棄物の処理を含めた情報開示の徹底を求めた。

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