マンガ「黒子のバスケ」作者への脅迫相次ぐ 上智大やイベント会場、出版社に文と薬物が

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   「週刊少年ジャンプ」連載中で、アニメ化もされた人気スポーツマンガ「黒子のバスケ」の作者、藤巻忠俊さん(30)を「憎い」などとして、藤巻さんの母校や出版社、イベント会場などに脅迫文と薬物のようなものが送り付けられた。

   2012年10月21日に江東区の「東京ビッグサイト」で行われた「黒子のバスケ」イベント。予定通り開催されたが、ものものしい警備態勢が敷かれ、その様子がテレビのニュース番組で放送された。

「イベントをやめなければ、薬物をばらまくぞ」

   「黒子のバスケ」は09年に連載が始まり、単行本は現在18巻、累計約1000万部が出荷されている。主人公は高校生のバスケットボール選手としてはあまり背が高くない「黒子テツヤ」。中学時代のバスケットボール仲間「キセキの世代」といわれる5人のライバルがいる。少年マンガ誌での連載だが、イケメン揃いということもあり、特に「腐女子」といわれるボーイズラブ好きの女性に絶大に支持され、本作だけでなく、登場人物の恋愛が描かれた同人誌がバカ売れしている。

   そうしたなか、作者の藤巻さんを中傷し脅迫する文章と、薬物のようなものが送り付けられる騒動が、連日のように起こっている。12日夜には藤巻さんが在籍していた上智大の体育館で、「俺は藤巻忠俊が憎い」と紙に書かれたワープロ文字と、硫黄臭のする液体が入った容器が発見された。

   13日には東京ビッグサイトに「イベントをやめなければ、薬物をばらまくぞ」という脅迫文と、粉状のものが届いた。また、「黒子のバスケ」のパロディーマンガを出版している会社にも「パロディー漫画をやめなければ、硫化水素が沸く」といった脅迫文とバリウムの粉が送り付けられ、 16日には藤巻さんの母校、東京新宿区の戸山高校でも同様な騒ぎが起こった。

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