iPhone生産のフォックスコンで違法雇用 14歳の生徒に徹夜作業、病欠も許さず

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任天堂「ポリシーに準拠するような是正」求める

   フォックスコンは、煙台工場で14~16歳の複数のインターンが3週間程度勤務していたことを認めたと、10月18日までに複数のメディアが伝えた。生徒を学校に戻したうえ謝罪、違反に関与した従業員の処分を明らかにしたという。

   CLWによるとこの工場では現在、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii U」の受託生産をしているという。J-CASTニュースは任天堂広報室に、フォックスコンへの対応に関して取材を申し込んだところ、文書で回答が寄せられた。それによると「任天堂はフォックスコン社とコミュニケーションをとりながら、本件に関して調査を進めております」という。外注先や製造委託先で、従業員に対する非倫理的な行為を防止するため、生産パートナーに対して同社が定めた「CSR(企業の社会的責任)調達ガイドライン」の順守を求めているが、違反が発覚した場合は「任天堂のポリシーに準拠するような是正」を要求すると説明した。

   フォックスコンをめぐる最近の「騒動」はこれだけではない。9月23日、山西省太原の工場で従業員のトラブルから2000人以上を巻き込む暴動に発展し、40人の負傷者が出た。ここでは9月21日に発売された「iPhone 5」を製造しているという。さらに10月5日、今度は河南省鄭州で3000~4000人規模のストライキが発生したとCLWが伝えた。この工場もiPhone 5の生産拠点で、アップルと工場の双方が品質担当の従業員に対して、極めて厳しい要求を課したのが原因とみられる。休暇すら許可されなかった従業員の不満が爆発、大騒動となったようだが、フォックスコンは「ストはなかった」と否定した。

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