ありがた迷惑、そんな馬鹿なことは止めろ! 田中真紀子「洗濯機贈ろう」発言が物議

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   ノーベル賞の山中伸弥京大教授に、閣僚から洗濯機を贈ろう――。田中真紀子文科相がこう提案したことに、疑問の声が相次いでいる。ユーモアだとしてもどうなのか、という向きが多いのだ。

   山中伸弥教授は、2012年10月8日に受賞の連絡を受けたとき、自宅でガタガタ音がする洗濯機を直している最中だったと会見で明かしていた。田中真紀子大臣の提案は、この発言を受けて行われたものだ。

全閣僚もお金を出し合うことに同意

   報道によると、田中氏は16日、閣議後の閣僚懇談会で「さぞ生活者としてお困りだろう」と話し、閣僚が1人5000円~1万円を出し合って洗濯機を贈ることを持ち出した。この提案は、野田佳彦内閣の全閣僚から同意を得たといい、この日の会見でも贈呈の意向を明らかにした。ただ、寄付が公選法に抵触する可能性があり、贈呈の仕方を検討することにしたという。

   この点について、田中氏は、「現物ではなく目録とか、ご迷惑でない時期に本人が必要なものを買われればいいなと思う」とも語った。

   贈呈の意向が報じられると、ネット上では、田中氏の発言に疑問の声が次々に上がった。

   わざわざ修理することを選んでいるかもしれないし、いまどき洗濯機を買えないことは考えにくいので、むしろ「ありがた迷惑」ではないか、との意見が多い。「人気取りだな」といった見方のほか、同意したという閣僚に対しても、「『そんな馬鹿なことは止めとけよ』といった人間はいないのか」と厳しい声が出ていた。また、iPS細胞の研究を事業仕分けの対象などにせず、山中教授が困っているという研究費をもっと出すべきだとの指摘もあった。

   もっとも、「ユーモアがあるところを見せたいだけだろ」「ただのオチャメなジョークでしょ?!」と好意的な受け止め方もあった。

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