恋人の疑惑の行動をキャッチ 「追跡アプリ」改良版が登場

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有料会員登録すれば何度も相手の位置情報を確認可能

   運営会社は公式サイトなどで「カレピコを使う時は必ずお互いの同意が必要だよ!」「お互いの同意の得られないような情報共有、見守りを弊社は推奨しません」と注意を呼びかけているが、やはり「誰かに情報を握られる」という怖さはぬぐえない。

   そこで記者が2台のAndroid端末を使い、実際にアプリを試してみた。

   初回起動時に設定したお互いの端末のIDを入力して「パートナー登録」した後、「ピコエリア」を使ってみた。相手のIDを入力し、地図からエリアを設定して登録すると、片方の端末に「ピコエリアに登録しました」という通知が届く。この登録は拒否できない。ピコエリアに近付いた場合の位置情報の通知も、登録された側は拒否できない。ただし登録された端末のピコエリアの画面に行けば、どのエリアを登録されたのかの確認、登録を無効にすることは可能だ。無効にしたことを登録した側の端末に通知されることはない。

   たとえばピコエリアに恋人が以前交際していた人の家の住所を設定すると、その家に訪れたかどうかを突き止めることができ、浮気の証拠をつかむことができる。高額な買い物をしてしまう相手ならよく買い物をするブランドショップなどを登録しておけば、そこに行った相手に買い物をしないよう連絡をするという使い方も考えられる。

   さらに「今どこCall♪」を利用し、相手の端末の位置情報を受け取るリクエストを送信してみた。リクエストが通知された端末では、現在の位置情報を「送信する」「教えない」が選択できる。「送信する」を選択すると相手の端末に通知が届き、現在地が確認できるが、「教えない」を選択すると、相手の端末に「拒否された」などの通知が届くことはない。しかし位置情報が通知されないことによって「拒否された」とわかる仕組みだ。

   たとえば恋人が浮気の真っ最中に今どこCall♪の通知を受ければ、それを拒否するか無視するだろう。具体的な居場所などはわからずとも、それで相手が怪しい行動をしていると判断することはできる。

   位置情報が確認できるのは相手が「ピコエリア」に近付いた場合と「今どこCall♪」を使った場合のみで、逐一どこにいるかが確認できるわけではない、という点では改善といえる。ただし有料会員登録すれば、ピコエリアが最大10か所登録可能になり、今どこCall♪も1日に何回も利用できるようになる。相手の行動をほぼ把握することも可能だろう。

   今回の反響についてマニュスクリプトに聞いたところ、インターネット上ではカレログとの違いが話題になっていると確認しており、また実際のユーザーからは使用方法についての問い合わせが多い。カレログの時のような批判は特に寄せられていないということだ。

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