中国からの輸入品が増えている
トイレットペーパーなど家庭紙メーカーなどでつくる日本家庭紙工業会によると、「9月は一部で、決算期の量(販売実績)の調整が若干あったかもしれない」と話し、若干安値に動いた可能性があるとしている。
また、トイレットペーパーの需要に占める輸入シェアは3%程度に過ぎないが、中国品の小売店への納入価格は国産品より10円程度安い。緊急輸入措置が「放置」されたままで、ドラッグストアや大手スーパー、ホームセンターなどが輸入品の販売を増やしていることから、いまも値下げ圧力が続いている。
東京紙商家庭紙同業会としては、家庭紙の価格が弱含みとなる年末商戦に向けて、再び廉価競争にならないよう警戒している。