尼崎コンクリ事件の奇々怪々 被告周辺「10人前後が行方不明」?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   兵庫県尼崎市で2人の白骨化遺体が見つかった事件は、10人前後が行方不明という異様な展開を見せている。それも動機などで不可思議な点がたくさんあるのだ。

   事件のカギを握るとされるのが、角田美代子被告(64)だ。角田被告は、2011年11月9日に尼崎市内の大江和子さん(66)がドラム缶にコンクリート詰めされた遺体で見つかった事件で、傷害致死罪で起訴されている。

白骨化遺体の2人は、親族か別人かもまだ分からず

   この事件では、角田被告も含め、大江さんの長女、二女、二女の元夫ら5人が起訴され、主犯格は角田被告とされた。大江さんらをワンルームマンションに住まわせ、日常的に暴行を指示していたという異様なものだった。

   さらに、今回は、角田被告を巡る別の事件が新たに持ち上がった。

   報道によると、角田被告の関係者が12年10月上旬、「ほかに3人の遺体が民家に隠されている」と証言し、兵庫県警が13日から容疑者不詳のまま殺人などの疑いで家宅捜索したところ、2人の遺体が床下の土の中から見つかった。

   1人は、白髪交じりの70歳前後の女性で、ろう状に固まり、両足の一部が白骨化していた。もう1人は、20~30代の女性だといい、黒髪が残っていたものの完全に白骨化していた。いずれも死後1年以上経っていた。

   この民家では、角田被告の戸籍上の親族になっている女性(87)とその息子らが10年ほど前まで住んでいたが、現在は空き家になっている。角田被告の夫が女性の長男(69)の中学時代の後輩という関係で、角田被告と知り合ったという。

   報道では、女性を含めてこの家の3人が行方不明になっているという。

   2人の遺体は、この家族かどうかはまだ分かっていない。しかし、家族とは別の女性2人だとも一部で報じられている。

姉妹サイト