脱税や隠し子の疑惑が週刊誌などで報じられているミュージシャンのGACKTさん(39)が、小学校の校歌の制作依頼を取り消されてしまった。
脱税疑惑報道後もほぼ変わらぬ活躍ぶりを見せているが、「校歌制作」となると、疑惑が悪影響を及ぼしてしまったようだ。
GACKTファン?の保護者からは反対の声
GACKTさんが制作を依頼されていたのは、2013年4月に開校する、広島県の久井・八幡地域の4校を統合した小学校の校歌だ。しかし12年10月14日、「市教委がGACKTさんの校歌制作依頼をキャンセルした」と中国新聞が報じたことで、依頼取りやめが明らかになった。
三原市教育委員会によると、正確に言うと校歌制作をGACKTさんに依頼中で、正式な契約はまだ結んでいなかったという。久井・八幡地域学校統合準備協議会の関係団体に保護者がいて、その保護者がGACKTさんを推薦したことから依頼が決まったという。
しかし9月に週刊誌などでGACKTさんの脱税疑惑の報道が出た。事実かどうかはわからないが、今後新しい学校で子供たちが夢や希望を歌っていくのに、こうした疑惑が出ている以上お願いするわけにはいかないと思ったそうだ。
市教委は12年9月下旬、取りやめるという連絡をした。その際GACKTさんの事務所は「それはそうでしょうね」と、やむをえないという反応で、特にこの決定で揉めることはなかった。
GACKTさんへの依頼を市教委が取りやめたことについては、協議会から特に反対意見などは出ていない。しかしGACKTさんを推薦した保護者は熱烈なファンと思われ、1人だけ大きな批判の声を上げているという現状、とのことだ。なお、次に校歌の制作を依頼する人はすでに決まっているという。