2ちゃんねるの「違法な書き込み」削除要請が大幅減少

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   2012年上半期に2ちゃんねるに投稿された、薬物取引や児童ポルノに関わる「違法な書き込み」の削除要請数が、大幅に減少した。

   10月11日、警察庁がネット上の有害情報の削除依頼を委託する「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況を公表した。それによると、薬物取引や、「振り込め詐欺」に悪用される通帳や携帯電話の売買、あるいは児童ポルノに関する「違法な書き込み」での2ちゃんねるに対する削除要請は、2012年上半期は311件に留まった。2011年から2800件以上減少となる。また、削除を求められても違法な書き込みを放置していた問題についても、放置件数が2011年の5000件から、2012年の上半期で170件に減少した。

   一方、削除要請に応じた割合は、2011年の1年間の3%から、2012年の上半期は44.4%と大幅な増加を見せた。

   警察庁はこの背景に、2011年の覚せい剤犯罪事件で家宅捜索に乗り出したことの影響をあげる。これで、サイト側の自主的な削除が進むとともに、新たな書き込みも減ったと見ている。

   ただ、「ミラーサイト」と呼ばれる2ちゃんねるに書き込まれた内容をそのままコピーして公開するサイトでは、問題は依然として残る。警察庁では、こうしたサイトに対しても削除を求めていく方針だ。

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