米ワシントンポスト紙が2012年9月21日の紙面で「日本の右傾化」と題した記事を掲載したことについて、藤崎一郎駐米大使は現地時間10月10日、これに反論する投稿を米インターネットメディア「ハフィントンポスト」に寄せた。
「日本は右傾化しているのか」という題名で、尖閣諸島や竹島をめぐる日本の主張を述べたもの。中国や韓国を意識して「今回の隣国との問題は、日本が引き起こしたものではないと強調したい」とした。
尖閣については日本固有の領土であると改めて主張、政府による国有化は「平穏かつ安定した状態を維持するための措置」と説明している。また韓国との竹島の問題は、李明博大統領が歴代大統領として初めて竹島を訪問したことが引き金となった点を指摘した。