大日本帝国憲法の復活を求める請願の採択に「東京維新の会」に所属する都議会議員が賛成していた問題で、「日本維新の会」代表を務める大阪市の橋下徹市長は2012年10月10日夕方の囲み取材で、「東京」側から始末書が提出されたことを明らかにした。
「日本維新の会に入党してもらった訳でもないし」…
その上で、
「そういうものを出すぐらいだったら、パフォーマンスめいたものはやめてほしいですけどね」
などと不快感を示した。さらに、
「誰がどう考えても、大日本帝国憲法復活なんて、本当に一部の、特定のマニアの中でやっておく話だと思いますよ？広く有権者の皆さんの支持を得ながら政治をやっていくということを考えたら、大日本帝国憲法復活というのは、それはあり得ないと思いますね」
と「東京」メンバーを批判した。また、「東京」メンバーについては、
「日本維新の会に入党してもらった訳でもないし、府議団としての付き合い、いわゆる議会改革をやっていくという点で、協力できるところは協力しようということでコミュニケーションを取っている、そういうレベルだと聞いている」
と距離を置いた。今後のメンバーの入党可否や「日本維新の会」との連携については、今井豊副代表が検討し執行役員会で最終判断する。
「東京」をめぐっては、橋下市長は10月9日の段階では、
「党本部の方で、あれやこれやとは言わない」
「地方議会に憲法を破棄する権限はない。そんなんほっといたらいいんですよ、何やろうと」
と、特に問題視しない考えを表明していた。