フィギュアスケート世界女王の安藤美姫選手(24)が、来期限りでの現役引退の意向を明かした。
2012年10月10日付けの日刊スポーツによると、安藤選手は来季を「ラストのシーズン」と定め、2014年に控えるソチ五輪に関しては「何も考えていない」。ただ、必ず1つは試合に出場し、応援するファンに恥ずかしくないよう、100%の演技をしたいとの決意を語った。
また、公式フェイスブックページでも10日、引退の意向を「現時点での偽りのない気持ち」で、安藤選手はセカンドキャリアも考えなければいけない時期と説明。
そして、
「もういちどゼロからやり直す覚悟で、今回の決断をしました。来季の公式戦出場をめざします(勝ち抜いていけば、です)。ソチを云々できる立場では、もはやありません。「いまは考えていない」と申し上げるほかないのです」
とのコメントを発表した。
安藤選手は9日、日本スケート連盟を通じて、指導者不在による技術・精神面での調整不足を理由に、今季のGP(グランプリ)シリーズの中国杯とフランス杯の欠場を発表していた。