「とくダネ!」(フジテレビ系)の司会を務める小倉智昭さん(65)について、「突然白髪が増えたのではないか」とインターネット上で話題になっている。
小倉さんの冗舌っぷりが見られる恒例のオープニングトークも時間短縮の憂き目にあっている。さらに番組リニューアルでコメンテーターが大幅に入れ替わり、これまでの「とくダネ!」色がかなり薄くなった。「フジテレビの朝の顔」小倉さんに何が起こっているのだろうか。
9月から「急に白髪増えた?」指摘相次ぐ
「小倉さん、急に白髪増えた?」
小倉さんの夏休みが明けた9月10日頃から、「とくダネ!」放送日には必ずこんな書き込みがインターネット上に見られるようになった。
小倉さんの今の髪色はほぼ白に近い薄いグレーのように見えるが、夏休みに入る前の12年6月末放送のとくダネ!を映像で確認すると、グレーと黒が混ざった髪色のように見え、確かに最近白髪が増えた印象を受ける。
さらにさかのぼって12年3月は黒色の分量が多く見え、11年5月の映像では結構黒いように思える。ここから12年9月~10月の映像を見てみると、なるほど突然白髪が増えたように見受けられる。
小倉さんは部分カツラを着用していることをカミングアウトしており、インターネットの書き込みでも「カツラ変えた?」「白髪のウィッグにしたの?」などというものが多い。
白髪が急に増えたことについて、心労などが原因なのか、それとも白髪染めをやめたのか、また自身の髪色に合わせてカツラを変えたのかなどを確認するべく小倉さんの所属事務所に問い合わせたが、回答は得られなかった。
コメンテーター大幅入れ換えで「小倉王国」崩壊?
変化したのは髪だけではない。とくダネ!恒例のオープニングトークが、10月からかなり短くなっているのだ。
夏休み明けの9月10日放送回は5分ほどだったが、番組がリニューアルした10月1日は2分弱だった。その後も1~2分ほどのトークの日が続き、4日は神奈川県で母親が娘2人を殺害した事件を報じる関係でトークなしだった。9日も京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞したことについて、わずか1分弱のトークを展開するにとどまった。
オープニングトークについては、9月4日に東京スポーツが「視聴率低下のため9月から廃止する」と報じていたが、9月の時点では健在だった。しかしこの短縮されっぷりで、そのうち本当になくなるのではないかと心配するファンもいるようだ。
10月の番組リニューアルでは出演者の大幅入れ換えも行われた。看板コメンテーターだったピーコさん、高木美保さん、眞鍋かをりさん、中川翔子さんが卒業し、毎日新顔が並んでいる。「週刊ポスト」10月12日号では、別の情報番組スタッフの「今回のメンバー刷新は小倉さんが作ってきた『とくダネ!』王国を壊そうという布石だと思います」という話を紹介している。
トークの短縮やコメンテーターの入れ換えについてフジテレビに理由を問い合わせたところ、「番組の構成については答えられない」という返答だった。
ちなみにとくダネ!は長らく民放の時間帯視聴率1位の座を守ってきたが、最近は日本テレビ系の「スッキリ!!」を下回る日も多く、12年度上半期(4~9月)の平均視聴率ではとうとうスッキリ!!にトップの座を明け渡してしまっている。