コメンテーター大幅入れ換えで「小倉王国」崩壊?
変化したのは髪だけではない。とくダネ!恒例のオープニングトークが、10月からかなり短くなっているのだ。
夏休み明けの9月10日放送回は5分ほどだったが、番組がリニューアルした10月1日は2分弱だった。その後も1~2分ほどのトークの日が続き、4日は神奈川県で母親が娘2人を殺害した事件を報じる関係でトークなしだった。9日も京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞したことについて、わずか1分弱のトークを展開するにとどまった。
オープニングトークについては、9月4日に東京スポーツが「視聴率低下のため9月から廃止する」と報じていたが、9月の時点では健在だった。しかしこの短縮されっぷりで、そのうち本当になくなるのではないかと心配するファンもいるようだ。
10月の番組リニューアルでは出演者の大幅入れ換えも行われた。看板コメンテーターだったピーコさん、高木美保さん、眞鍋かをりさん、中川翔子さんが卒業し、毎日新顔が並んでいる。「週刊ポスト」10月12日号では、別の情報番組スタッフの「今回のメンバー刷新は小倉さんが作ってきた『とくダネ!』王国を壊そうという布石だと思います」という話を紹介している。
トークの短縮やコメンテーターの入れ換えについてフジテレビに理由を問い合わせたところ、「番組の構成については答えられない」という返答だった。
ちなみにとくダネ!は長らく民放の時間帯視聴率1位の座を守ってきたが、最近は日本テレビ系の「スッキリ!!」を下回る日も多く、12年度上半期(4~9月)の平均視聴率ではとうとうスッキリ!!にトップの座を明け渡してしまっている。