鴻海との資本提携「新しいシャープにとって必要」
シャープと鴻海との資本・業務提携の見直しが浮上したのは、当初1株550円だった鴻海の取得価格が、その後6割超も下落したことにある。
シャープは「そもそも台湾では、海外での投資には政府の許可が必要で、鴻海グループの当社への出資について台湾当局が(株価の下落で、条件が違ってきたので)見直すよう指導したためです」と説明する。
シャープは、「(台湾当局から)出資の許可を却下されたわけではありませんし、両社ともそのようなこと(資本提携の白紙撤回)を発表した事実はありません」という。
そのうえで、「モノづくりがグローバルになってきたこともあり、(鴻海グループとの)資本提携は、新しいシャープにとって必要であると考えています」と話している。