六本木クラブ撲殺「犯人ほぼ特定」 捜査進展の報道相次ぐ

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   東京・六本木のクラブで起きた異様な集団撲殺事件は、このところNHKなど各メディアで犯行グループがほぼ特定されたと報じられている。しかし、その狙いについては見方が分かれ、事件のナゾはまだ多い。

   犯行グループの様子は、防犯カメラに捉えられ、一部の男らは顔も映っていた。それでも警察の捜査はなかなか進まなかったが、ここに来て、動きが出てきたようだ。

報道では、20~30代の元暴走族グループ

この店でトラブルがあった?
この店でトラブルがあった?

   NHKや主要紙の報道によると、2012年9月2日未明にVIP席にいた焼肉店経営の藤本亮介さん(31)を金属バットのようなもので殴り続けて殺害した事件は、20~30代の元暴走族グループによる犯行とほぼ特定されたようだ。実行犯は9人で、逃走用のワゴン車2台には運転手がそれぞれおり、少なくとも計11人が関わっていた。

   その後、防犯カメラの映像から、1台は都内の会社所有、もう1台は個人所有と分かり、警視庁は、容疑者不詳のまま10月4日までに殺人の疑いでこの会社の家宅捜索に踏み切った。

   ただ、会社の役員を含む5、6人は、事件後間もなく、中国や米ハワイに出国したことが分かったという。

   殺された藤本さんは、あるトラブルに巻き込まれていたとも報じられた。

   テレビ朝日系「モーニングバード!」は4日、藤本さんが1週間前にこのクラブを訪れていたとする捜査幹部の話を伝えた。そのとき、藤本さんと若い男性4人との間にもめごとが起こり、藤本さんは相手に謝罪させていた。この男性らと犯行グループには何らかの関係があり、事件当日は、男性らが犯行グループに藤本さんが来店したことを伝えた可能性があるという。

   さらに、藤本さんの携帯電話には、犯行グループの男らの電話番号が残っていた。半年ぐらい通話した記録がないが、もともと知り合いだった可能性があるとしている。つまり、藤本さんと犯行グループにも、何らかのトラブルがあった可能性があると言いたいらしい。

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