プロになる登竜門としてオイシイ仕事?
マンガ雑誌を出している出版社の編集者に話を聞いてみると、支払われる給与はマンガ家の裁量によってまちまちで、アシスタントの能力によっても変わってくる。細かい背景描写が描けるなど「特殊技能」を持ったアシスタントには別料金が設定されるという。
「相場ではありませんが、慣れているアシスタントには日給が1万円程度支払われると思います。時給換算では一般的な派遣従業員に比べて、かなり安いですよ」
と編集者は打ち明ける。マンガ家の中には、単行本を出して大ヒットすれば、アシスタントに破格のボーナスを出す人もいるという。
また、アシスタントをすることは、プロのマンガ家になる一つの登竜門という意味合いもあり、
「修業をしながらお金がもらえるのが嬉しいという、そんなマンガ家の卵もいるのも確かです」
と編集者は話している。