「国民やめる方法とかってありますか?」 スチャダラBOSE、保険料未納を告白

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   人気ラップグループ・スチャダラパーのBOSEさん(43)が、保険料の未納をブログで告白した。これを受け、ネットでは、金銭的に不自由していないのに国民健康保険料を滞納しているのかという推測が出て、批判が相次いだ。BOSEさんの意図は不明だが、ファンは複雑な心境だ。

「金あるくせになんなのこいつ」「やめたきゃやめればいいじゃん」

「今現在、追い込まれつつある未納分。これも国民の義務なのかぁ~。徐々にでもいいんですけど、国民やめる方法とかってありますかね?」

   BOSEさんは2012年10月3日、スチャダラパー公式ブログ「スチャダラ通信」にこう書き込み、請求書らしき写真を掲載した。保険料として記載された金額の内訳は、9月から年をまたいだ3月まで7か月の期別でそれぞれ8万1100円。

   件名は映っていないが、「未納分」、「国民の義務」という言葉と、「保険料」の項目から、国民健康保険料の督促ではないかという推測がネットでは出ている。高すぎるという指摘もあるが、「ありえない話ではない」(東京・港区の国保担当者)。

   国民健康保険料は、自治体、年齢と、とくに所得によって額面が変わり、年間の支払い最高限度額は東京23区の場合77万円で、これを6月~3月の10か月かけて期別で支払う。BOSEさんの場合、期別の8万1100円×10で1年度分の納付額は81万1000円となり、滞納料金の存在も考えれば、そうかけ離れた金額ではないということだ。

   この投稿を受け、ネットでは

「金あるくせになんなのこいつ」
「やめたきゃやめればいいじゃん 未納分はきっちり払ってからな」

などと、批判の声が相次いだ。

   BOSEさんは、日本のラップグループの草分け的存在であるスチャダラパーのMCとして1990年にデビュー後、95年に小沢健二さんと共演した「今夜はブギー・バック」でヒットを飛ばし、現在まで精力的に活動を続けている。今年7月にはあやまんJAPANのファンタジスタさくらださん(27)と結婚し、金銭的に困っている様子は見られないからだ。

脱原発メッセージイベントに出演、「社会派」の側面

   ではなぜ、強制執行を受ける可能性もある滞納記録をわざわざ公開したのか。実はスチャダラパーはこの頃、脱原発メッセージイベントに出演したり、東京電力を揶揄するアーティスト写真を作成したりと、「社会派」の要素を取り入れている。そのため、BOSEさんの投稿にも何かしらのメッセージが込められているのではないか、と見る向きがある。

   具体的には、「保険料が高すぎる」という問題を指摘しているのではないかと受け取って、

「いわれてみれば無病息災でも月8万とられるのはな・・・入らんでもいいじゃん」

と払わないことに肯定的な見方もネットには複数あった。

   ただ、ファンは複雑な心境のようだ。以前にスチャダラパーのファンだったという20代女性にJ-CASTが聞いたところ、最近の活動を

「政治の色が付きすぎている」

として

「今ファンやってる人も、反政府・脱原発みたいなのにはうんざりしていると思う」

   さらに、今回の投稿についても

「なにやってんのという感じで、正直あきれる」

とため息をつきながら打ち明けていた。

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