「文字の順番をなぜか読み違える」「貧乏ゆすり止まらない」
過去にはトム・クルーズさんやキアヌ・リーブスさん、キーラ・ナイトレイさんら人気ハリウッドスターもディスレクシアを告白している。特にトムさんはディスレクシアについての理解を推奨する映画を製作したり、学習障害を持つ子どもを支援したりと、積極的に啓発活動をしている。
インターネット上には、「数字や文字の順番をなぜか読み間違えたり、思考と発語がズレたりする」「本は好きだが音読しないと頭に入らない」「身体をゆすることでリズムをつけて記憶、そのリズムで思い出す。だから貧乏ゆすりを止められないらしい」など、実際にディスレクシアを持っている、またはその傾向がある人やその家族の、症状についての書き込みが見られる。中にはディスレクシアが原因でいじめられたという経験談もある。
今回のスピルバーグ氏の告白は、「同様の学習障害を抱える人々に勇気を与えるだろう」「カムアウトは本当にありがたい」「こういう障害があるって事を知るというだけでも違うよね」など、歓迎するという声が多い。一方、「スピルバーグのカミングアウトで、ディスレクシア=いじめられっこ、ディスレクシア=芸術的才能が豊か、みたいなイメージが定着したら困るな」という意見もあった。