橋下大阪市長ウォッチ
国会議員にクギ「パフォーマンスに走ると最悪」

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   大阪市の橋下徹市長(日本維新の会代表)は2012年10月3日朝の囲み取材で、維新の会内部で国会議員との主導権争いが指摘されていることに関連し、「パフォーマンスに走らずに、王道を歩む」ように求め、クギをさした。

「存在感を発揮するとかそういうことを狙わずに」…

   記者が

「(維新の会の)国会議員団がどんな存在感を発揮するかにも有権者は期待している」

と投げかけたのに対して橋下市長が応じた。橋下市長は、

「この人数では無理ですよ、それは。存在感といっても、それがパフォーマンスになってはダメなんでね。首長として僕や(松井一郎・大阪府)知事が色々なことをやることと、議員がやることは全く別。僕は行政権を持っており、パフォーマンスととられようが、行動に起こせるが、議員は行動には起こせない。そうなると、パフォーマンスに走ってしまうと、それはもう最悪ですよ」

と、国会議員がパフォーマンスに走ったとしても成果をもたらさないとの見方を示した。その上で、

「存在感を発揮するとかそういうことを狙わずに、きちっと既存の政党では踏み込めない、具体的な法律の改正、法律事項に踏み込んで」

と地道な活動を求めた。

松野議員「国会のことは国会での議員団で決めていく」

   また次期国会以降、特例公債法案への判断を求められることについては、

「今回の件は、国会議員団の自立的な判断で何ら問題ないんじゃないんですか?」

と述べ、同時夕方にもツイッターで

「執行部と国会議員団に全く不協和音はありません。役割分担の話」

と書き込んだ。

   なお、10月3日午前には、維新の会所属の国会議員による両院議員総会を開き、国会議員団代表に決まった松野頼久元官房副長官は

「国会での決め事というのは、当然国会議員しか法案の採決なり同意人事案の採決には入れないので、当然、国会のことは国会での議員団で決めていく」

と述べた。

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