野口健さん「急な天候悪化で遭難の恐れ」
専門の登山家でない若い女性タレントが快挙を達成したことに、「イモトの身体能力凄過ぎワロタwwww」「この根性は認める 普通なら足がすくむ」と驚きも声も出ていた。中には、「イモトみてたら俺でもやれそうな気がしてきた」との感想もあった。
とはいえ、最近は芸人の事故も続発している中だけに、「素人が登るのはどうなんですかねぇ」「山を舐めるんじゃない!」といった手厳しい指摘も出た。
特にネット上で論議になったのが、下山に異例とも言えるヘリを使ったことだ。「登りの時間に相当余裕ができる」などと肯定する向きもある一方で、「本当に登山と言えるんだろうか?」と疑問も相次いだのだ。
質問されたアルピニストの野口健さん(39)は、こうツイートした。
「えっ、ヘリを使っていましたか(笑)。遭難、または体調不良がなければ通常では考えにくい選択肢」
野口さんによると、ヘリレスキューには墜落事故の危険があり、急な天候悪化でヘリが近づけなければ下山もできずに遭難の恐れもあるという。野口さんは、自力下山が山登り本来の姿だとして、ヘリを使わなければならない状況では、自分なら登山は中止すると明かした。
番組では、イモトアヤコさんが、2013年夏はヒマラヤの8000メートル級の山に、その翌年には世界最高峰のエベレストに挑むとした。このことについて、野口さんは、「ルートにもよりますが雪崩の巣ですよ。最終的には本人の決断かもしれませんがエベレストはまだ早いんじゃないかな」と言っている。