ソフトバンクの孫正義社長は2012年10月1日、イー・アクセスとの経営統合を発表した。株式交換により、ソフトバンクがイー・アクセスの年内完全子会社化を目指す。イー・アクセスが手がける「イー・モバイル」ブランドの通信事業は継続する。
会見で孫社長は、両社がネットワークの相互活用をしていく点に言及。ソフトバンクは、9月21日に発売した米アップルの「アイフォーン(iPhone)5」で次世代高速通信「LTE」のサービスを提供するが、LTE対応のスマートフォンについて、これまでの2.1ギガヘルツ(GHz)帯に加えてイー・アクセスが持つ1.7 GHz帯の利用も可能になるとした。
「iPhone5」を経由して、パソコンなど他の端末をインターネット接続できる「テザリング」について、ソフトバンクは当初2013年1月15日にサービス開始としていた。これについて孫社長は、テザリングの提供開始日を12月15日に前倒しすると明言した。