「もっと嫌われるくらいの存在感が必要」
芸能評論家の肥留間正明さんもオスカーの見解と同様、若年層の認知度は高いが、中高年、高齢者にはまだまだ知られていないことが1つの要因だと話す。たとえば1位の綾瀬はるかさんは人気のテレビドラマ「JIN-仁-」などで強烈な印象を残しており、幅広く認知されたが、武井さんと剛力さんにはまだ代表作と言えるような作品がない。こうした調査でランクインするにはまだ時間が足りないとのことだ。
しかし向こう1~2年で2人はどんどん人気が上がる、特に剛力さんは上位の人たちをごぼう抜きするような活躍をするだろうと肥留間さんは見ている。
剛力さんは山口百恵さん、天海祐希さんに通じるような個性的な顔立ちで、印象に残りやすい。山口さんと天海さんは最初女性からの印象があまり良くなかったが、生き方や考え方に共感されて徐々に支持されるようになった。肥留間さんは「好きと嫌いは紙一重だから、最初女性に嫌われる、反発を受けるくらいのほうがいい。その女性たちがファンになった瞬間、人気が本物になる」と言う。武井さん、剛力さんともに、「好感度なんてくそくらえ」くらいの意気込みでもっと嫌われるような存在感を出せば、大物になっていく可能性は十分ある。