産経コラムはメディアに「恨み節」
安倍氏の「再登板」を最も歓迎しているように見えるのが、産経新聞だ。社説にあたる「主張」では、「『強い日本』再生策を語れ 政権奪還に反省生かせるか」と期待感をにじませた。
産経新聞は、安倍氏の首相在任時には一貫して安倍氏を支持していたことで知られる。そのことも影響しているのか、1面の「挫折を糧に『宿題』果たせ」と題したコラムでは、
「安倍氏の在任中、メディアは『消えた年金問題』や『政治家の事務所費問題』について大々的に報じて責任を追及した。ところが、安倍氏が退陣すると、新たに同様の問題が発覚してもほとんど取り上げられなくなったのは記憶に新しい」
と、安倍氏を批判したメディアへの恨み節さえつづった。