竹島問題などによる日韓関係の冷え込みで、「紅白歌合戦出場枠がなくなるのでは」と噂されるなど、K-POPの人気にも翳りが出ている。
そんな中、お笑いタレントの東野幸治さんがテレビ番組で「K-POPはもう終わり」と発言した。インターネット上では「よく言った!」などと賞賛の嵐が巻き起こっている。
今田耕司「K-POPへのモチベーション小さくなってる」
東野さんがK-POPについて発言したのは、2012年9月20日放送のバラエティー番組「KOZY'S NIGHT 負け犬勝ち犬」(テレビ東京系)でのことだ。
12年上半期に一番活躍した女性、男性は誰なのかを決める「『勝ち女』『勝ち男』2012徹底討論」という企画で、出演者が指原莉乃さんやももいろクローバーZなど、自身が「勝ち女」だと思う女性を挙げていた。
その中で次長課長の河本準一さんが、「上半期のK-POPの女性って言ったらそんなにいない」と発言した。確かに番組で紹介された一般人のアンケート結果や、スタジオでの話し合いの中でも、女性K-POP歌手の名前は挙がらなかった。K-POPファンとして知られる今田耕司さんも、「少女時代ももうちょっと日本来てくれんと。(自分のK-POPに対する)持ってたモチベーションが小っちゃなった。2011年と俺は別人みたいになってるわ」と話した。
これを受けて東野さんが、「残念ながら(K-POP)ちょっともう終わりですよ」と発言。その後、河本さんと今田さんが「去年少女時代のコンサートDVDに客として映った」「ティファニー(少女時代のメンバー)が手振った時に失禁しそうになった」「男性のほうはすごいですよ今、BIGBANGとか」などとK-POPトークで盛り上がったところ、東野さんが「すいませんすいません、もうK-POPいいです」と話をさえぎった。
ワイドショー批判、品川イジりが賞賛される
東野さんは真面目なトーンでK-POP批判をしたわけではないので、実際のところどう思っているかはわからない。しかしインターネット上では、「よく言ってくれた」「東野見直した」などと書き込まれている。中には「(東野さんがテレビから)干されたらまだ影響あり。何も変わらなかったら良い予兆」「東野幸治氏が干されるか否か、今後の動向に注目だな」と、東野さんのテレビ出演量などにどう変化があるか気にしている人もいる。
東野さんは9月5日のブログで「最近の朝のワイドショーがおかしくなっている。私が知りたい原発問題とか政治のこととか大事なことは何にも放送してくれません」と書いており、インターネット上では「よく言った!」「初めてこの人を素敵だと思った」などの反応があった。
また、9月13日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐さんについて「最近すっかり丸くなった品川を、調子に乗ってギラギラした品川に戻したい」という企画「どうした!?品川」が放送された。東野さんを中心に「すっかり文化人気取りだ」「韓流スターみたいな髪型をやめろ」などと品川さんをイジる内容で、「久々に本当に面白かった」「東野が輝いて見えた」「東野は人を小馬鹿にする事に関しては本当天才」と絶賛され、東野さんを評価する声が高まっていた。今回のK-POP発言で、さらに東野さんの「ネット人気」が上昇するかもしれない。