タレントの紗栄子さん(25)がインテリア雑誌でアンティーク趣味の自宅を公開して、話題になっている。ネット上では、「豪華過ぎる」との声も多いが…。
玄関に入ると、パリで買ったアンティークソファがあり、その前に大きな古風のミラーが掛かっている。天井に目を移すと、アンティークのシャンデリアがまぶしい。
ヨーロッパまでアンティーク調家具を買い付け
紗栄子さんが、2012年9月25日に創刊されたインテリア雑誌「カーサドルチェ」で公開した自宅内写真の一部だ。
雑誌のインタビューによると、自宅は、1年以上住んでいる古いマンションだが、室内スペースは広い。ページをめくると、パリで買った10人は座れるダイニングテーブルや長い廊下の写真などが次々に出てくる。玄関のソファやシャンデリアなどを除けば、アンティークを復刻した新しいリプロダクト家具だという。
紗栄子さんはアンティーク調の家具が好きで、ヨーロッパまでわざわざ買い付けに行くことも明かした。これらは、有名なインテリアデザイナーに、パリっぽくコーディネートしてもらったものだとインタビューで説明している。
紗栄子さんといえば、元夫でメジャーリーガーのダルビッシュ有選手(26)から子ども2人の高額な養育費を毎月もらっていると話題になった。それが反感を買い、11年11月に出したフォトエッセー集でキラ星のようなファッションや自宅調度品を公開したところ、ネット上で激しいバッシングに見舞われた。
今回も、モデルなどの仕事だけではぜいたくはできないはずだとして、「勘違いセレブの典型だな」といった批判も出ている。
紗栄子さんは、自宅のインテリアに一体いくらをかけているのか。
英仏製などの家具に詳しい東京都内のあるアンティークショップ担当者は、雑誌に載った写真をいくつか見て、その印象をこう話した。
「自分らしい暮らし方で素晴らしい」の声も
「玄関のソファは、貴重なもので状態がよければ、4、50万円以上はするでしょう。大きなミラーは、価値のあるものではないでしょうか。とすると、6、70万円はするはずです。シャンデリアは小型ですが、30万円ぐらいかな。ガラスのビーズで吊り下げているので、そのぐらいするんですよ」
復刻のリプロダクト家具は、アンティークよりも値が高いという。作りにこだわり忠実に再現するのに手間がかかるためで、場合によっては2、3倍以上もするそうだ。
「ダイニングテーブルやイスは、質のよい仏製アンティークなら、それぞれ30万円以上、10万円以上します。壁のウォールランプは、15、6万円ぐらいでしょうか」
すべてアンティークだとして計算すると、以上の合計で少なくとも200万円超はする勘定だ。このほかにも家具はあり、ヨーロッパへの買い付けやコーディネート料などを含めれば、数百万円はかかっている可能性がある。アンティークショップ担当者も、「アンティークは、お金がないと趣味にできないのは確かです」と話す。
ただ、雑誌中では、廊下の窓枠が500円などと安価なものも同時に紹介している。また、前出の担当者はこう言う。
「好きな人ならこれぐらいは集めると思うので、われわれから見れば、特にすごくぜいたくだとは感じないですね。むしろ、自分らしい暮らし方をしていて、素晴らしい面もあると思いますよ」