韓国の新聞最大手・朝鮮日報がコラムで、「日本人文化には以前から猟奇的、怪奇的な要素が多く、他人を踏み付けて快感を覚える『加虐本能』が今なお遺伝子の中に流れている可能性がある」などと論じた。
ネットでは、一国の大新聞が他の民族を侮辱するコラムを堂々と書いているのは信じられない、として驚きと反発が広がっている。
「日本文化には以前から猟奇的、怪奇的な要素が多かった」
2012年9月25日にアップされた朝鮮日報日本語電子版によると、筆者のクレジットは朴海鉉(パク・ヘヒョン)論説委員とある。
12年6月末と7月末に日本の右翼団体が反韓デモを行い、太極旗を破り踏みにじった。また、韓国国旗「太極旗」の模様の一部をゴキブリに似せて描いていて韓国人を虫のように見下した。11年の北方領土返還を求めるロシア大使館前のデモでも同様なことがあった、などと主張している。
さらに、1600年代のキリスト教弾圧について書いている日本の小説「沈黙」には、キリストの肖像画を踏み絵にし、踏まないキリシタンをその場で打ち首にしている場面がある。そうしたことを指摘したうえで、
「他人を踏み付けることに快感を覚える加虐本能が、日本人の遺伝子の中に今なお流れているのだろうか」
とし、
「日本文化には以前から猟奇的、怪奇的な要素が多かったが、それにしても最近の日本列島はついに巨大な虫に変化し始めたかのようだ」
と締めくくった。
ネットでは韓国を代表する一流紙の朝鮮日報なのに、三流のゴジップ紙でも書かないような内容だ、と唖然とした空気が広がった。