自民党の総裁選が2012年9月16日午後開票され、新総裁に安倍晋三元首相が選出された。国会議員による決選投票で石破茂前政調会長を逆転した末の当選だ。
1回目の投票では300票ある地方票のうち87票しか獲得できず、世論からの支持が得られていない現状も浮き彫りになった。だが、ネット上では現時点では安倍氏を支持する声が多く、現時点では「ご祝儀相場」といったところのようだ。
7割が「右傾化感じない」
ネット上でも、特に安倍氏に好意的なのが、ヤフーの利用者だ。「自民党の安倍新総裁に期待する?」というアンケートでは、「自民党の安倍新総裁に期待する?」と聞いたところ、約7万2000票が集まった。そのうち51%が「期待する」と回答し、「期待しない」(44%)を上回った。コメント欄に書き込まれた支持者の声の中には、
「あの候補の中ではベストと言うだけ」
といった冷ややかなものもあるが、
「右傾化といわれようが、前回やり残した事、つまり日本を『普通の国家』にすることに大いに期待します」
と、安倍氏の保守色に期待を寄せる向きもあるようだ。
なお、「あなたは日本が右傾化していると感じますか?」という問いには、10万票近くが集まっており、40%が「全く感じない」、28%が「あまり感じない」と答えており、やはり安倍氏の政策は比較的受け入れられやすそうだ。