「6年以上もかばい続けてくれた」
たとえ芸人仲間から「山里はダメだ」と言われても、しずちゃんは「6年以上も僕をかばい続けてくれた」と、本人も驚いた様子だ。その「コンビ愛」のエピソードも披露された。映画「フラガール」では、出演者のテロップでわざわざ「南海キャンディーズ」とコンビ名を入れてもらうように関係者に頼んでいた。ひとりで活動していても、あくまで自分の居場所はここだと示したかったのだろう。
これらのエピソードはインターネット上でも話題となり、ツイッター上では「めっちゃええ話やん」「泣けた」「しずちゃんが山ちゃんのことをちゃんと観ていたのか」と、しずちゃんの好感度がアップしていた。
わだかまりが解けたのは、しずちゃんが女子ボクシングでロンドン五輪を目指し始めた頃だと山里さん。ここ1、2年のことだ。五輪出場のため、多忙なスケジュールをぬって厳しいトレーニングに励むしずちゃんを傍らで見続け、脳に「影」が見つかって継続が心配されたときには、相談を受けたという。
これまではしずちゃんが注目を浴びると、山里さんはたびたびネタで「解散が心配」と語っていた。五輪挑戦を経てコンビとしての絆が深まった今は「接し方が変わった。今が一番仲がいい」とまで山里さんは言い切った。