竹島で保守層からの支持失っても「別にいいですよ」
今後、さらに支持率が下がるリスクもある。9月23日の第2回公開討論会で、竹島について「共同管理に持って行くしかない」と発言した問題だ。この発言をめぐっては、「韓国に譲歩することになる」という批判が多い。
実際、産経新聞は9月25日の紙面で、発言を
「外交・安保政策の不安露呈」
という見出しで報じている。同日朝の囲み取材では、記者から、
「今まで維新の会は、『固有の領土』論者というか、いわゆる保守層からの支持が厚かった面があると思うが、そういったところから支持を失ってしまう懸念はどうか」
という質問も出た。これに対して、橋下市長は、
「別にいいですよ、別に議席を得るためにやっている訳じゃない。だって僕は、『固有の領土』は全然譲ってない。『固有の領土を進めるために、何をするんですか』ということ。僕は領有権を確定するためには国際司法裁判所(ICJ)(に訴えるべき)と言っている」
と強気だった。また、「維新の会」内部にも、発言に対する反発があることを認めた上で、
「それは全体会議というオープンな場で聞きますよ。『じゃあ、固有の領土というのはいいけれど、次の一手はどうするんだ』って」
とメンバーに対案を求める考えだ。