野田佳彦首相は2012年9月24日、細野豪志環境相兼原発事故担当相を民主党政調会長に内定した。
細野氏は24日に福島県庁を訪れ、「十分な成果が出ていない中、心残りで申し訳ない。立場は変わるが思いはまったく変わらない。必ず福島の復興に寄り添っていく」と、佐藤雄平知事に政調会長に就任することを報告した。福島県の地元紙「福島民報」は、山田基星広野町長の「この時期に大臣を代えること自体理解に苦しむ」、馬場有浪江町長の「代表選断念は担当相としての責任を果たすのが1つの理由と聞いていた。今回の人事は唐突すぎる」、古川道郎川俣町長の「復興が道半ばの交代は困る」など、県内の首長の疑問や批判の声を紹介している。
なお、細野氏は9月25日午前の閣議後の記者会見で、政調会長就任について「厳しい評価があることは承知している。私ができることは実際に行動して結果を出すことだ」と話した。