auは「女子割」で料金面アピール
iPhone5では、従来機よりも処理能力が向上したうえディスプレーのサイズが拡大する一方、軽量で薄くなっている。次世代通信規格「LTE」に対応し、高速なデータ通信が可能となった。加えて、iPhone5の端末を経由してパソコンやタブレット型端末などの機器がネット接続できるようになる「テザリング機能」も利用できる。
前出のハー・ストーリィの調査によると、スマホ購入前の女性が重視するポイントとして圧倒的に多かったのが「料金の安さ/割引キャンペーンの充実度」だ。この点、SBMはiPhoneの旧モデルや一部のスマホを下取りするプログラムを実施する。これに対してauは、「女子割」という独自のキャンペーンを打ち出した。MNPで他社からauのスマホに乗り換える利用者に対して、一定のサービスへの加入を条件に最大で24か月間、毎月980円を割り引く。
女性客が求める「お得さ」を感じられる料金プランを提示したともいえそうだ。iPhone5の発売で熾烈なサービス競争を繰り広げるSBMとauだが、どちらがスマホ検討層の心をつかむか、今後も注目したい。