野田佳彦首相は、2012年9月23日の米ウォールストリートジャーナル(WSJ)のインタビュー記事の中で韓国との「従軍慰安婦」問題について触れ、「法的には完全に決着がついている」と述べた半面、「お互い知恵を出していこうと、水面下でいろいろやってきている」と発言し、韓国と非公式に交渉を続けていることを明らかにした。
記事の中で野田首相は、慰安婦の支援のため1995年に設立した「アジア女性基金」について言及。フィリピンやインドネシアは基金に肯定的な評価をしているのに、韓国は「否定的なものに途中から変わってしまった」と指摘。続けて「心ある日本人を逆に傷つける結果になっていると思う」と話した。