トヨタ自動車は2012年9月18日、中国の合弁工場の一部で操業を見合わせていることを明らかにした。日本政府による尖閣諸島（沖縄県石垣市）の国有化に抗議する反日デモを警戒し、従業員の安全確保を図る。
トヨタは中国・天津市や広東省広州市などで9つの合弁工場を運営するが、「（休業は）各工場で状況をみながら判断している」という。操業を停止している工場名は明らかにしていない。工場は17日までは通常どおり操業していた。
また、青島市などで放火などの被害が出ている中国内の販売店も、従業員の安全確保を優先し、店舗によって休業している。